何度目だろうか。
数えていないし、数えたくもない。
一番身近にいてくれて、
一番大切な人の死など。
また、レミリアは独りになった。
隣についてくれている、頼りになるメイド長は、また死んでしまった。
けれど、また。
『こんにちは・・・!』
また
『私、レミリア様のために頑張ります!』
また
『レミリア様!
紅茶を淹れました。どうでしょうか?』
また
『お嬢様、どちらの服に致しましょうか?』
また
『お嬢様、傘をお忘れですよ』
また
『お嬢様・・、レミリアお嬢様。
私は大丈夫です・・・。こんなの、へっちゃらです。
だって私は』
貴方は
『お嬢様の』
私の
『大切な』
大切な
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