「坂本、貴様は自分一人で抱え込みすぎではないか?」
「……は?」
朝、わしが起きてくるとヅラにそう言われた。
「なにをゆーとるんじゃ、わしがなんか抱え込みゆうに見えるがか?アッハッハッ!」
「そーだよ、いきなり何言ってんだよヅラー」
わしが笑うと、横からそんな気だるげな声が入ってくる。
「この頭スッカラカンがなんか考えてるわけねーだろ、考えてても女か飯のことだけだろ」
「アッハッハッ…泣いていい?」
ヅラは銀時の言葉に首をかしげると、「そうか?ならいいんだが…」と、朝ご飯を食べに歩いていった。
「ったく、ヅラもどうしたんだ?このアホに向かってあんなこと言うなんてな…」
銀時はそう言うとわしの頭をバシンと叩いた。
「痛っ!?いきなりなにしゆうがか!…っほに…早ぅ飯食いにいくぜよ!」
「やっぱり飯のことじゃねーか考えてんの…」
正直、ドキッとした。
ヅラにあんなことを言われるなんて。