ヤナ
「うぉーい、まじかァ、コレ。
桐生ゆうとのバンドの
デビューアルバムの発売日、
イノハリのファースト
アルバムと同じ。あ、桐生の
バンド、夏フェス出んのか。
[ロックホライズン]。よし、
決めたー、イノハリも出す!」
ゆうと
「ありす*に俺のギターを
あげた…!?」
久瀬
「おはよ。寝癖すごいわよ。」
ゆうと
「なんで勝手にそんな事…!」
久瀬
「ゆうとが動揺した事も話した
わ。すっごーく後悔してた
みたいだったから本心じゃ
ないかもって伝わって安心
したでしょ。負い目がある
からって突き放す必要なんか
ない。」
ゆうと
「あんた…ほんとずるい…。」
久瀬
「聡明って言ってよ、
ゆうとチャン。」
ゆうと
「子供扱いしないでください」
久瀬
「そんな扱いしてない。だって
あなた子供だもの。じゃ、
土曜日に戻るわ。明日は
ちゃんと学校行きなさいよ」
ゆうと
「……子供じゃないっつう の……。」