ゆうと
「おせーよ、まつ毛。」
仁
「S組のある校舎初めて来たよ。
僕らの校舎すぐ隣なんだね」
ゆうと
「で?なんだ、話て。」
仁
「…こないだのお礼言いに
きただけ。」
ゆうと
「嘘つけ。どーせ、例の好きな
奴の話だろ。」
仁
「えっ!?なんで分かった
の!?…ゆうとって、こ、告白
したことあるか!?」
ゆうと
「告るつもりなのか。」
仁
「つもりっていうか、最近
気を抜くと言っちゃいそうに
なるんだ。好きだって。」
ゆうと
「言えばいいだろ。ためて
ためてためこんで変なこと
しでかす前にぶちまけた方が
まだマシだろ。」
仁
(目が眩んでも走るほかなかった)