甘
「あ〜ら、奇遇じゃな〜い。
珍しいわね。仁が保健室
なんて。」
仁
「頭痛。」
甘
「やだ!!それ背が伸びる
予兆じゃないの!?
今夜はお赤飯ね!!」
仁
「君はどこ調子悪いの!!
ねろ!!」
甘
「アタシも単なるず・つ・う」
仁
「なんか昔思い出すね。一緒に
ベッドって。甘髪黒かった
からなんか違和感。
…あのさ、甘。僕、
失恋した。」
甘
「やっと認めたわね。ありす*
が好きだって。なんで失恋
なのよ。告白でもしたの?」
仁
「…アリス、好きな奴と
両想いなんだ。いつか絶対
アリスは僕を好きになるって
どっかで信じてた
んだけどな……。」
甘
「アンタ、すごいわね。
[信じてた]って事は
[本当はそうじゃない]って
知ったからでしょ。それを
言葉にするって結構な勇気
だし、男前だと思ったの。」