CHIBI QUEST 3

茨姫 #14話 穏和(1)
ごはんごパン

2/8 10:3

夜に沈む景色
朧な月の光が心もとない
窓は闇に覆われ、姿見のように私を映す。

彼は言った。明日、馬車で都に向かう、と

この地に未練はない、しかし

なにか、なにかをし忘れている…そんな気がした。

それじゃあ姫さん

「明日は早い…というわけじゃあないけど、もう寝ましょう」

促されてダブルスのベッドに入る。
彼は床で寝ると言ってきかない。

私一人では大きすぎる布団
口元まで引き寄せる

分からない、何を忘れたのか分からない

―――務めを果たせ

何の?何をしろと言うの

―――それが唯一報いるための方法だ

分からない、私は一体何をした

頭の中に殴り書きをされるかのように
浮かぶ、あの言葉。

暗く、冷たい靄に浸食されゆく思考
伸びてくるのは救いの手か、それとも

悪魔の地獄へ招く手か




(2)は日記が流れたら
ごはんごパン

2/8 10:3

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