タミタミ
「いいから、絶対傘を持っていけよ?分かったか?」
さくらもち
「分かった分かった分かったから」
そう言うと、さくらもちはパンを口に放り込んだ。
タミタミ
「それとさくらもち・・・・」
さくらもち
「何?」
タミタミ
「これをついでに持っていけ」
さくらもち
「は?防犯ブザー・・・・・?」
小さくて、丸い、防犯ブザーだった。
タミタミ
「必ず役に立つ。持っていけ」
さくらもち
「あーもー分かったわよ!!」
さくらもちは、それを強引に奪いとると、さっさと登校してしまった。
タミタミ
「さて・・・・、そろそろ行くかな。
母さん、父さん、いってきます。
今日も、自分に出来る限り、人を救いますね」
黒くてテカテカしている仏壇。
白い額縁に収められていた写真。
俺の母さんと父さんだ。