朝7時10分。
俺は愛用の折りたたみ傘を鞄に入れ込む。
いつも傘立てに入っている赤い花柄の傘が無くなっている。
さくらもち、あいつが持っていったのだろう。
流石は俺の妹だ。素直。
ドアを開けると、開放感が全身を覆う。
涼しさと共に少し冷たい風に当りながら、俺は学校へと歩みを進めた。
道中、猫に会った。
その猫はコンクリートの壁に上に乗っかっていた。
とても綺麗な白猫で、ピンク色の首輪をしている。
タミタミ
「やあ。今日はとても気分がいいね」
猫
「・・・・・・・」
猫は何も答えてくてない。
まぁいい。猫は音も無く地面に着地する。