装甲車に揺られ、ブレイブイーグルは警視庁が用意した機動隊特殊作戦本部へと帰投した。

機動隊特殊作戦本部は数多い機動隊に対して、衣食住が用意された寮のような施設だ。

[んーっ...!疲れた〜...]

[こんどから絶対ミニガン自分で片付けてね...]

装備管理室で、5人はアーマーやショックブラスターを下ろし、自分の格納コンテナに戻す。

[そういえばハヤト、サブマシンガン撃っててあんま聞こえなかったけど確かピザがなんとか言ってたよね]

[う...冗談だってマキ...]

この空間ではコードネームでなく本名で呼び合い、戦場での無線のような緊張感もない。例えるならば、休み時間の教室のような雰囲気だ。

[まぁ、俺も巡回の奴らのボヤキを聴いたせいで今日はそんな気分だ。]

[でもそんな夜食が欲しいっていうだけの要請通るのかな...]

[よし分かった、ダメ元で上の方に頼んでみる]

[レイカさんほんと毎回やる事が凄すぎる...一生勝てる気しない...]

[はいはい、褒めても何も出てこないよ無茶振りさん]

機動隊の銃を保管する空間が、平和な空気で満たされる。

2/17 22:8