CHIBI QUEST 3

表も裏も紙一重 #22
ゴキラ

2/25 22:9

ブラックマンバが映画館を後にするとき、その後ろにはレイカがついてきていた。

それほどでもない人混みに紛れ、位置を細かく変えながら歩幅を合わせて尾行した。

[...あの、何か用ですか?]

しかしブラックマンバにはすでに気付かれていたようで、声をかけられてしまった。

[い、いや...なんかどこかでお会いした事があった気がして...]

[そうなんですね...良かったらお茶でもしながら話しませんか?]

[えっ...は、はい...!]

レイカは困惑しながらも、近くのカフェで向かい合って座ることになってしまった。

コーヒーとカフェラテの注文を終えた後、第一声を発したのはブラックマンバだった。

[...さて。]

その一言は、レイカの知るブラックマンバの声で放たれた。

[俺のことはもう知っているだろうな。お前は何者だ?]

[...機動隊ブレイブイーグルの隊長、白石 零夏(シライシ レイカ)よ、思い出せそう?]

[あぁ、思い出した...俺に質問する気ならー

[失礼します、こちらコーヒーとカフェラテでございます]

会話が割り込まれ、ブラックマンバは咳払いをした。





▼ここから新規登録を行いキャラクターを作成してみましょう!▼

TOPページ