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表も裏も紙一重 #25 |
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ゴキラ |
2/28 21:50 |
モンスターのような、それでいて騒音と言えるほど大きな音ではないエンジン音を立てて車を走らせ、ブラックマンバはレイカを警視庁近くの沿道まで送った。
[どうも、あなたも行くんでしょ?]
助手席から降り、ドアを開けたまま運転席のブラックマンバと会話する。
[あぁ、だが日本で路駐はまずいらしいからどこかで車を停めてからだ]
[じゃあどうやって連絡するの?]
ブラックマンバは座席横の小さな収納スペースから、手のひらに収まるほどの小さな無線機をレイカに投げた。
[持っておけ、それで繋げる]
[あんた...ほんと話早いね]
レイカは鞄を車に置き、ショックブラスターだけを持って警視庁へと走った。
[...ところで駐車場どこだ?]