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表も裏も紙一重 #30 |
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ゴキラ |
3/2 22:47 |
レイカはエレベーターを使って、イーグルの仲間達のいる会議室のある4階へ向かった。
エレベーターの扉が開くと、コピー機がこちらへ飛んできた!
レイカはエレベーターの死角に隠れて回避し、銃を構えて安置から出ると、そこには左腕が車の部品を寄せ集めて作られた義手の男が立っていた。
[ここはレディーが来る場所じゃないぜ、お姉さん]
不敵な口調と表情の男は、義手についた4本の指を機械音を立てながら動かし、レイカを挑発した。
[俺の名はシオマネキ。左腕には気をつけな]
[おしゃべりなカニさんね、泡を吹かせてやる!]
レイカはショックブラスターの引き金をシオマネキの頭部を狙って引いたが、義手によって防がれた。
[正々堂々拳でって事ね...!]
歩み寄るシオマネキに対して、レイカはショックブラスターをしまい、同じように近づいた。
お互い手の届くぐらいの位置で止まり、睨み合った。
エレベーターの閉まる音がゴング代わりになって、戦いの幕が上げられた。