エレベーターのドアが閉まり、睨み合っていた二人の戦いの幕が上げられた。

先手を打ったのはシオマネキで、鋼鉄の義手がレイカの頭を目掛けて殴りかかるが、レイカはそれをかがんで避け、がら空きのボディに拳を一発叩き込んだ!

その一撃で怯んだ隙に続けざまにハイキックを放つが、足首を義手に掴まれ、そのまま投げ飛ばされた!

5〜6mほど飛ばされ、床に背中を強打したレイカは仰向けに倒れたまま後ずさりをした。

[飛び入り参戦にしては、ちょっと軽装すぎたのかい?]

[からかい上手の脳筋が...!]

レイカはショックブラスターを仰向けのまま撃つが、全て義手に受け止められてしまう。

[決闘は身体を使うもんだぜ!]

銃を掴んで銃口を握りつぶした後、レイカの首を掴んで持ち上げた!

レイカはその行動を見計らっていたかのように口角を上げ、両足でボディに強烈なキックを食らわせた!

[うぐっ...!さっきからボディばっかり...]

思わず手を離してしまい、開放されたレイカはバックステップで距離をとった。