ミカズ
「痛い・・・・・・・っ」
まだ解れていない様だ。
だが、私は視界を辺りに集中させる。
今までコンクリのことで頭がいっぱいだったが、重大なことに気付いた。
もしも爆弾が爆発したら―――――。
ここは、“地下鉄”だ。
ミカズ
「嘘・・・・・・・・」
驚愕した。
辺り一面、漆黒の闇。
売店があったであろう場所は、大きな柱によって潰され、地面は、上から落ちてきたコンクリートによって、完全に見えなくなっていた。
言うならば、ここは廃墟という言葉は相応しかった。
こんな場所で、よく生きていたな・・・・・・・。
そんな気持ちが湧き上がると同時に、自分一人だけ生き残った・・・・・・?
という思いが込み上げてきたが、すんでのところで飲み込んだ。
そして、折角立ち上がったのに、膝から崩れ落ちた。