ガサガサと伸び放題の雑草を掻き分けて進む。
制服のまま、という格好などお構いなしで、シトはどんどん進んだ。
何故ここまでして進むのか、
それは、本人ですら驚いていることだった。
半分まで進むと、その正体がはっきりとした。
――――――大きなビニール袋だった。
黒い色で、しかしとても多きいので、不発弾やらなんやらと誤解しても無理はない。
このことをさっさとミノラテラに伝えて、早く帰ろう。
そう思い、一つ溜め息をして、シトは踵を返し始めた。
シト
「ミノラテラ、ただの大きなビニール袋だった」
ミノラテラ
「え!?本当!?
よかったぁ〜〜〜〜〜」
大げさに、胸を撫で下ろすミノラテラ。
そんな姿を視界に入れ、シトは、ハァ・・・ともう一度溜め息をついた。