「なんだよ…それ、ターキーさんが何で…俺が犯人って…決めつけるなよ…」
フローラの視線は冷たかった。
「嘘を平気でつく。それでも面白いあなたが好きだった。ペアで本当に良かったって思うよ。でも、嘘をつきすぎると、本当の時に信じてもらえない…あなたは優しい、でも…無理だよ…お父さんを殺した人は誰であっても、許せる気がしないの…」
センはフローラを見る。
何かが光る。
何かが…
包丁だ。
フローラはセンに包丁を向けている。
「フローラ…駄目だ…!」
続きを言う暇も無くフローラはセンに向かって走る。
とっさに近くのツルハシを手にとるとフローラは一瞬怯み、その隙をつき、センは逃げだした。