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隊長と死なない新参兵#2 |
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ココアナ |
7/31 16:2 |
「おー!!えーおえお!来たのか!!早く入って入って!!」
扉の奥から聞き慣れた騒がしい声。
「……まさかのきっくんかよ…」
扉を開ければニッコニコ笑顔のきっくんが此方に手を降っていた。
「えおえお!いやー待ってたんだよ!!最近忙しくてあんまり顔見てなかったけどさぁ、元気そうで良かった!」
何故コイツが上司(うえ)の部屋に居るのか、
それは簡単だ。
きっくんことKIKKUN-MK-llはMSSPに入っている隊員の一人であり、若いながらにして大将という座についているのだ。
こんなアホな奴でも大将になれるのが不思議だと思う。
「今日も任務があったみたいだねぇ〜、まぁあの任務出したの俺だけどネ☆」
「ブッ殺す」
「えおえおさん落ち着いて落ち着いて、今日はとっても嬉しいお知らせがあるんだよ!!だからそのナイフしまって怖いから」
冷や汗を垂らしながら苦笑を浮かべるきっくんに、俺はおとなしく手に持っていたナイフをしまった。
「……で、話って何?」