CHIBI QUEST 3

メモ小説4
Chara

11/27 10:2

すると突然目を開き布団から飛び起きた。フォルチェをみつめ、

「まさか…!」

と言ったが、彼はすぐに言葉を飲み込むように息を飲んで肩の力を抜いた。

「すみません…まだ意識が朦朧としていて…あの、あなたは?」

「あ…えっと…フォル…チェ…です。あっと…あなたが、私の家の前で…倒れてたから…その…」
人と話すのは久しぶりだった、元々人見知りの激しい彼女だが、久しぶりに人と会って話すと、本当に上手くはなせない。

「助けてくださり、ありがとうございます。僕はレゼ、目的もなく旅をしています。さっきはすみません、人拐いにでも捕まったのかと思っちゃって…でも、女性だったから、安心したんです、驚かせちゃいましたか?」

「いや…そんなことは…ないです…あの、まだ完全に元気になった訳じゃ…ないだろうし…これを飲んで、休んだほうが…」

そういうとフォルチェは川でくんだ水の瓶を手渡した。

「ありがとうございます、ここまでしてもらって、申し訳ない」

そう言ってレゼは水を口に含み体をそっと布団に倒すと、直ぐに寝息をたてて眠ってしまった。





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