「まさか、まさか本当に…？」

信じられないが、きっくんのいつになく真剣な表情がそれが本当だと告げている。

すると、あろまが口を開いた。

「…お前の言うことが本当だったら、

いまここで、死んでみろよ

この銃で、自分の脳天ブチ抜いてみせろ」

そう言って白衣の下から拳銃を取りだし、FBの足元に放り投げた。

ｶﾞｼｬﾝ

FBは放り投げられた拳銃を拾わずに、うつむいてそれをじっと見つめた。

先程の笑顔は消え、口がギュッと引き締まっている。

「……やっぱり死なないなんて嘘じゃねぇか」

あろまがそう吐き捨てる用に言うと、FBは顔をバッとあげた。
そこには先程と同じ笑顔があって、

「はい！！わかりました、これで頭を撃てば良いんですね！？」

笑顔で拳銃を拾うと、自分のこめかみへ銃口を当てた。

「…！？
お、おい！お前っ、何を…」

あろまもこれには驚いたのか、慌てて拳銃を奪い取ろうとした。

が

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