|
|
魔王様のお気持ちは#6 |
|
ココアナ |
8/13 23:37 |
「ぴんぽーん!ぴんぽーん!お届けものでぇーす!!ぴんぽーん!!!」
「うっせぇカス!!あとチャイム無いからって口で言うのやめろ!!腹立つ!!」
冒険服に着替えた後、俺達はあろまの家に来ていた。
あろまはご覧の通り口が悪く怒Sだ。
でも俺の大事な友達の一人。
「…で、何か用?用があるから来たんだべ」
あろまは溜め息をついた後、俺達を部屋の中に上げてくれた。
俺は椅子に座ると、えおえおに話したのと同じ事を言った。
もちろん、旅に出ようぜ! だ。
「はぁ?旅ぃ?いきなりかよ
ってか何処にいく気なん…」
あろまはえおえおと違い、ちゃんとリアクションをとってくれた。
「きっくんが、魔王城に行こうって」
えおえおが出されたプリンを頬張りながら説明した。
えおえおは甘党なのだ。
「へぇ、王様にでも頼まれたん?」
「ソユコト」
やはり察しの良い俺の友達に、俺はニッコリスマイルで答えた。