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魔王様のお気持ちは#7 |
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ココアナ |
8/17 19:15 |
「でも俺はついて行かねぇよ?」
「え!?本当!?あろま嬉s…ファッ!!!??」
自分が思っていた回答とは違く、思わず飛び上がり驚く。
えおえおも俺に驚いたのかビクッと肩を震わせた。
「いやいやいやいや!?普通そこは『俺もついていくぜ☆』でしょ!?」
「そんな命が掛かってるのに簡単に行くわけには行かないでしょうが」
…そうか、魔王を倒すのも無傷で出来る訳ではない。もしかしたら大ケガを負うかも知れないし、最悪の場合には…
「っででで、でも!あろまの力が必要何だよ!!」
「嫌だ。」
頑なに賛成してくれないあろまに、俺は最後の手段にでた。
「…あろま、魔王城ってさ、森の奥深くとかにあると思うんだよね、」
「…?そうだろうな…?」
あろまが怪訝そうな顔をして答える。
「魔王倒したあとさ、その森…邪魔になりそうじゃん?魔王もいないんだし、」
「…!」
「多分一斉放火したら快感だろーなー…」
俺があろまの方へちらっと視線を送れば、あろまはワクワクを隠しきれない顔をしていた。