「ん？今俺の名前呼ばなかった…？」

えおえおがいきなり横からヌッと現れ、心臓が跳ねた。

内容までは聞かれてなかったようだが、一応何でもないと誤魔化しておく。

「えおえおー！梅酒持ってきたよーん！」

「本当？」

FBが戻ってきて、えおえおの意識が俺達から梅酒へと移る。FB、ナイスだ。

「ほら！今日はみんなでガンガンのもうぜ！」

「あぁ…」

俺はそう言ってえおえおの持ってるコップをぶんどり、勝手に梅酒を注いだ。

えおえおは渡された梅酒を怪訝そうな顔で見て、一口だけ飲んだ。

「梅酒の味がする…」

「そりゃ当たり前だべ…」

あろまのツッコミを聞きながら、今度は別のコップにビールを注ぐ。

「ほら！FBも飲めって！」

FBは若干苦笑いを浮かべながらも、俺からコップを受け取ってビールを一気に飲み干した。

「ぷはー！！やっぱり最高だぜ！」

「おー！FBちゃんやるぅ！！」

FBに拍手をしてやれば、ニッと笑った。

8/18 21:29