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魔王様のお気持ちは#14 |
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ココアナ |
8/22 22:16 |
「ぶろ!!ぶろっちょ!!」
そんな過去に思いを寄せていれば、机の上で焦ったようにぼろぞうが跳び跳ねた。
「なぁに?また訪問者?」
もしかしてさっきの氷漬け勇者達がリベンジしに来たのかも?なーんて下らない事を考えながら、一気に紅茶を流し込む。
「じゃあぼろぞう、ちょっと待っててね」
笑顔でそう言えば、ぼろぞうは嬉しそうに鳴いた。
ぼろぞうの頭をひとなでして、玉座のある部屋へとゆっくり歩いていく。
まだ訪問者が来るまで時間がある。ゆっくりのんびり待っていよう。
そう思ってゆっくり玉座に腰かけると、扉の奥から騒がしい声が。
「ここが魔王のいる部屋か!?」
「そーだろ、これ以外に部屋見当たらねーし…」
「……いよいよ、か」
っええ!?来んの早すぎじゃねぇ!?
さっき訪問者が来たってぼろぞうに聞いたばっかりなんだけど!?
「何か魔王城思ったよりも強い敵いなかったなー」
「魔王も疲れてんだろ」
あぁ、そうか!今日はもう来ないと思っていたからあまりモンスターを召喚していなかった!