「いやぁ、死にませんけどね！？もうちょい優しく扱ってくれても良いじゃないですか！！」

いつまでゴロゴロしているのか、新参兵はねっころがりながら言った。

「うるせぇカスが、ってかそれが上司にする態度か？新参兵」

「…すみませんでしたー、
ってか俺の名前は新参兵じゃなくて、FB777です…この間会ったばっかなのに忘れられてたのに驚きです」

律儀に正座をしながら新参兵…FBが言う。
俺はその言葉を無視し、とりあえず奥から包帯を持って来た。

FBはその包帯を見て、「いらないですから大丈夫ですよ」と両手を振った。
俺はまたFBの言葉を無視し、包帯を腕に巻き付けようとした、だが…

「…治りかけてる」

捲られた腕からは既に血が止まっており、傷が塞ぎかけていた。

「だから大丈夫だって言ったじゃないですかぁ」

ぶーぶーと口を尖らせながらFBが言う。

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