ピチョン…ピチョン。
静かな家の中に水の音が響く。
それから暫くしてから笑い声も聞こえるようになった。
僕はその場に崩れ落ちた。
僕「力が…でない?何で、」
ハァハァ。僕は肩で息をする。
さっきから何故か鼻水が止まらない。
普通の人は気づかないくらいの目眩もしてくる。
さっきの音は僕の髪の毛から滴り落ちた水の音だったようだ。
そこで、一連の流れを見ていた妹が口を開く。
妹「…何で力が出ないか教えてあげようか?」
その言葉に僕が振り向くと同時に妹は話し出した。
妹「力が出ない理由はね…




冬なのに短パンに加えそこから冷水被ったんじゃ力出るわけねーだろ。バァカ」
妹は僕の肩にそっとタオルをかけると、
妹「今度からは気を付けろよ?」




…妹がカッコいい。

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