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魔王様のお気持ちは #26 |
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ココアナ |
10/28 20:21 |
「そうだ、そういえば俺達、まだ自己紹介もしてないんだったわな」
笑いが収まったのか、蜂蜜色をした男が言った。
「あっ、そうだった…」
…俺もその事忘れてたわ、
するといきなり蜂蜜色をした男が後ろを向く。
はて?と首をかしげてる横で眼鏡の男が「でたよ…」と呟く。
蜂蜜色をした男は数歩足を進めるとある程度のところでピタリと停止し、勢いよくバッと振り返った。
「この俺こそ!地上に舞い降りた堕天使でもあり勇者でもある…
KIKKUN-MK-IIだ!!
きっくんって呼んでネ☆」
不思議なポーズをとりながら、パチンと器用にウインクをしてみせる。
一瞬しん…とその場が静まりかえる。
「…あ、よ、よろしくお願いします…」
どうすれば良いのかわからなかったが、俺がそう言えばきっくんは「よろしく!あと、敬語はいらんよ☆」と笑ってみせた。