|
|
デドバのんびり物語 その四 |
|
ココアナ |
11/11 21:5 |
そんな話をしていると、数分がたった。
「はぁ、そろそろ時間?」
クローデットが不安げに言う。
「儀式中になるべく見つかんないようにしないと…」
「真っ白な服着てよくいうよ」
ドワイトの言葉にジェイクが呆れた様に返す。
「あたしももっとチェイス力磨かないとなぁ!」
グッとメグが拳を握る。
すると不意に、心臓がドクンドクンと不気味に跳ねた。
これは儀式につれていかれる前に必ず起こる。
何度経験しても慣れない鼓動に、クローデットは思わず身体を震わした。
「生き残れるかな…?」
「大丈夫!クロちゃんがピンチになったらあたしが助けてあげるから!」
元気なメグの笑顔で落ち着いたのか、クローデットが頷く。
「僕もみんなの力になれるように頑張るよ!」
ドワイトも不安げに、しかし笑顔で言った。
「じゃあ、また『あっち』で会おうぜ」
ジェイクの言葉に三人が頷くと、四人の視界が突然暗転した。