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デドバのんびり物語 その八 |
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ココアナ |
11/11 22:56 |
そして、今はドワイトがまだ発電機の近くに潜んでいることがばれてしまっている。
ふと、トラッパーの視線がこちらに向く。
姿が見えたのかわからないが、ゆっくりとこちらに近づく。
ドワイトはその姿は見えてもどこに逃げれば良いのかわからず、その場から動けないでいた。
バクバクと心音が大きく鳴る。
このままでは100%見つかってしまうが、ドワイトはチェイスが苦手だった。逃げ切れる自信がない。
しかしこのままジッとしている訳にもいかずに走り出そうとしたときだった。
『ガシャガシャ』
ドワイトがさわっていた筈の発電機から修理の音がした。
トラッパーもそちらに視線を向けた。
発電機を回していたのは
(メ、メグちゃん!)
ドワイトの危機に駆けつけたのか、ただ単にチェイスがしたかっただけなのかわからないが、トラッパーがメグを標的にしたようだ。