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デドバのんびり物語 その九 |
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ココアナ |
11/11 23:9 |
「俺の前で発電機修理すんなんて随分とお気楽だな」
トラッパーの声が響く。
「ふん、捕まえれるもんなら捕まえてみろ!」
メグはそう言うダッと走り出した。
トラッパーも後に追うが、窓枠や板でトラッパーをどんどん撒いていく。
窓枠はキラーの方が跨ぐのが遅く、板は倒すとそこが通れなくなり板を壊すしかなくなる。(もちろんサバイバーも通れないので上を転がるように渡る)
メグとトラッパーがチェイスでどんどん遠くに行くのを横目に、ドワイトは息をひとつ吐いた。
「よ、良かった…なんとか助かったよ。後でメグちゃんにお礼言わないと…」
心を入れ換えて発電機に手をつけると、奥から人影が見えた。
「よぉ、ドワイト。一人か?」
ジェイクが向こうから歩いてきたようだ。
「うん、さっきメグちゃんがトラッパーとチェイスしてたよ」
「早速かよ…あいつも物好きな奴だな」
呆れたようにジェイクが言う。
「まぁいいや、とっととここ発電しちまおうぜ」
二人で発電すると、発電スピードが少し速くなるのだ。三人、四人なら尚更速くなる。