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デドバのんびり物語 その十五 |
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ココアナ |
11/15 20:52 |
しかし救助をしたあと急に心臓が跳ねた。
だんだん大きくなる心音から、キラーがこちらに戻ってきているということは直ぐにわかった。
「クローデットちゃん!僕が肉盾をするから、修理をしてるジェイクくんとメグちゃんのところへ行って!」
クローデットはその台詞にコクリと頷き、姿をみせたトラッパーの視線を切るように走って行った。
(よし、クローデットちゃんは確か一定範囲の生存者の姿を見ることができる『ボンド』を持ってきてるだろうから、あの二人に治療してもらえるだろう…
問題は…)
チラリと後ろを見れば、トラッパーがすぐそこまで迫っていた。
すかさず走り出すドワイト。止まっていたところを切りつけようとしたのかトラッパーの攻撃がスカる。
(よし!ラッキー!)
そのまま壁エリアへと足を進める。
攻撃後の硬直から立ち直ったトラッパーが再びドワイトを追いかける。
ドワイトは窓枠をひょいと飛び越えた後、わざと壁の内側ではなく外側を回った。