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デドバのんびり物語 その二十 |
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ココアナ |
11/15 21:39 |
「お、おい。もしかして見に行くのかよ…?」
トラッパーの声に、レイスは自信満々に答えた。
「もちろん!気になるからね!」
「勝手なことして怒られるのは俺なのになぁ…」
思わず頭を抱えるトラッパーだったが、やっぱり自分も気になったためレイスの後に続いた。
声の聞こえてきた扉をそっと音をたてずに開く。
すると、そこには衝撃的な光景が広がっていた。
まず一番に目についたのは、地面にうずくまっているシェイプの姿。そしてそのシェイプを困ったように見ているナースの姿が。
「………え?なにこの状況」
レイスが思わずといった風に呟く。
その声に反応したのか光の速さでシェイプがこちらを向く。速すぎて少し怖いくらいだ。
「あら、トラッパーさんにレイスくん…困ったのよ、シェイプくんが儀式に出たくないってわがまま言って…」
やれやれと言った風にナースが言う。
しかし今の二人にはそれよりも重大な事があった。
「…え?もしかしあの叫び声…シェイプなのか?」