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デドバのんびり物語 その二十五 |
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ココアナ |
11/15 22:5 |
トラッパーの言葉が終わる前に鋭い金属音がした。
ピキ…と、トラッパーの仮面から嫌な音が鳴る。
「トラッパーさん、シェイプくんが困っているんだから…手を貸してくれます よ ね ?」
表情こそ見えないが、その台詞とともに首をかしげて見せるのはナース。どうやら自分の武器でトラッパーの仮面にヒビを入れたようだ。
ナースは怒らせると一番ヤバイということは初期の頃からいるトラッパーやレイスは気がついていた。
「お、おう!大丈夫だ。エンティティに聞いてOKが出たら俺も透明になって、シェイプの儀式についていこう!」
「あら、本当ですか?ありがとう。じゃあシェイプくんもトラッパーさんも、儀式頑張ってきて下さいね」
「頑張れ〜」
さっきの雰囲気から元通りになったナースが優しく手を振る。レイスも他人事のようにニコニコ笑顔でトラッパーに鐘を渡した。