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デドバのんびり物語 その二十九 |
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ココアナ |
11/15 22:39 |
シェイプはなにも言わずにうつむいている。
そんな二人に流れる不気味な空気に、トラッパーはなんだか嫌な予感がした。
(なんだか、不味いことが起きそうな気がするな…
何故かローリーの片腕にはバッグが掛かっているし…もしかしたら)
もしかしたらシェイプを殺すための武器が…?
そう考え、慌てて頭でその答えを否定する。
(…いや、そんなわけない。ここはエンティティ様の作った世界だ。そう簡単に武器は持ちこめるはずがない…)
「わたし、この日を待ってたの。こうして…」
しかしその考えは、ローリーがバッグの中に手を入れて吹き飛んだ。
(クソッ!俺が透明化を解く前に間に合うか!?拳銃とかだったら不味いかもしれねぇ…!)
トラッパーが鐘を鳴らそうとするのと、ローリーがバッグから『あるもの』を取り出すのはほぼ同時だった。