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デドバのんびり物語 その三十一 |
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ココアナ |
11/16 0:36 |
「兄さんなんで逃げるの?もー…こうなったら無理矢理にでも着させる!!」
そう言って突然走り出すローリー。
急に走り出したローリーに驚きながらも、慌てて逃げ出すシェイプ。
「ふふふ!兄さん!わたしから逃げ切れると思ってるの?わたしはチェイスが大得意なんだからね!!しかほ兄さんはまだレベル1…足も遅いから簡単に捕まるわよ!!
まてぇーー!!!」
キラーがサバイバーに追いかけられるという異様な光景を目にしながら、トラッパーはやはり関わらなければ良かったと軽く後悔した。
ミンも状況の把握が出来ないのか、取り合えずおいかけっこを始めた二人の後をこっそりとつけていっていた。
そして、トラッパーと不意に目が合った。
レイスの鐘は完全に透明になることは出来ずに、若干透明の中にもやもやとしたなにかが見えるのだ。
それに気がついたのだろう。ミンは恐る恐る口を開いた。