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デドバのんびり物語 その三十四 |
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ココアナ |
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それからなんとか逃げようと、まるで女子のような悲鳴をあげて這いずるシェイプ。
二人の後を追いかけて来たミンとトラッパーも目の前で起こっている光景に目を丸くさせた。
「わぁ…ローリーさんがマイケルに襲い掛かってる…これはちょっと殺人鬼だとしても、マイケルが可愛そうになってくる光景だ…」
ミンが思わず呟く。
その時、作業着を脱がされながらもシェイプが口を開いた。
「…トラッパー!助けて!!そこにいるんでしょ!?」
ズリズリと這いつくばってローリーからなんとか逃げようとしながら、透明化しているであろうトラッパーに向けて叫んだ。
…マスクの上からよく見れば、若干涙目になっている。
「は?トラッパー?兄さん何言って…」
「このままだと、僕、メイド服着させられちゃうから!!お願いします!!助けて下さいぃ!!」
ローリーが突然の言葉に戸惑った隙にシェイプは素早く這いずってローリーから離れ、さらにトラッパーに向けて叫んだ。