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デドバのんびり物語 その三十九 |
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ココアナ |
11/29 22:6 |
その言葉に一言だけ返すと一気に距離を詰め、ローリーの首を掴みそのまま持ち上げた。
「ぐはぁっ!?に、兄さん…ま、さか……」
首を掴まれたことにより呼吸がしにくいのか、ローリーは苦しそうに顔を歪めた。
そしてそのままシェイプは、もう片方の手に持っている包丁を彼女の胸へと深く突き刺した。
「がっは……」
心臓を刺された事によりぐたりと力尽きたローリーに、シェイプは言った。
「……実はこんな時のために、アドオンとして墓石の欠片を持ってきてたんだよ」
そしてそのままポイッとローリーを投げ捨てるシェイプ。
テロリン、とLvが2に下がった音が響く。
墓石の欠片とは、Lv3になると生存者をその場で殺害…俗に言うメメントが出来るようになる。アドオンだ。その代わりLv3になるまでが長くなるのと、メメントをするとLvが下がってしまう。
ドサリと落ちたローリーに意識はなく、呼吸音もしなくなっていた。