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デドバのんびり物語 その四十 |
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ココアナ |
11/29 22:26 |
シーンとその場が静まりかえる。
シェイプが残りの三人に視線を向ければ、ビクゥッ!と大袈裟なまでに飛び跳ねて驚いた。
「…ローリーがいなくなったから普通に儀式が出来るようになったけど…どうする?儀式普通に続ける?それとも脱出出来るまで僕が手を出さない方がいい?」
「「「後半の方でお願い致します」」」
見事にピタリと揃った回答に、思わず固まっていたトラッパーが吹き出してしまった。
「ははっ、お前もキラーだな、やっぱり」
「まぁ、ローリーがいなければね、大丈夫」
ちなみに、このあとは普通に三人が残りの発電機を修理し、ゲートの前で感謝の言葉を言ってそのまま終了した。
「あ、ありがとうございました…?」
ミンが苦笑いを浮かべて言い、ゲートから出ていく。
「ウチら終止意味わかんなかったんだけど…」
「はっはっは!これもまたギャンブルってやつだねぇ!!」
ネア、エースがそう言い残してゲートから出ていく。
「…じゃあね」
「はぁ…疲れた」
三人が去ってしばらくして、トラッパーとシェイプの視界が暗転した。