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デドバのんびり物語 その四十二 |
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ココアナ |
11/30 20:32 |
「えっ?」
「…レイスのおかげでもある…から。ありがとう、レイス」
手を差し出すとがっしりと握り、シェイプが嬉しそうに言う。
「…えへへ」
そんなシェイプに最初は戸惑った顔をしたレイスも笑みを溢した。
レイスから手を離すと、シェイプはナースにも手を差し出した。
「あら?私も?」
首をかしげるナースに、コクリと頷くシェイプ。
「うん。ナースが僕に、儀式出てって言わなけれ、ば、僕は、ずっと、サボってたかも…しれないから。
ローリーがいなければ、僕は…大丈夫だよ。ありがとう」
シェイプの言葉に、あら嬉しいわね、とナースが呟く。
そして最後にトラッパーへと手を差し出した。
「えっと、トラッパーは…実際に僕が頼んだからだけど、儀式についてきてくれたから、僕も頑張って儀式に出ることが、出来たんだ…
今回は、色々と迷惑かけちゃったけど…ありがとう」
「…お、おう」
シェイプの言葉に握手を交わし、照れたように返すトラッパー。