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デドバのんびり物語 その四十六 |
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ココアナ |
12/3 19:10 |
そんなビルの言葉にカチンと来たのか、相変わらず短期なキングは勢い良く立ち上がった。
「んだと!?喧嘩売ってんのかじーさん!」
拳を握り構えるキングに、ビルはやれやれといった風に煙草の煙を溜め息と共に吐きだした。
「…時には寒いステージに当たるかもしれんからな…風邪を引いたら困るだろう?」
キングはその言葉に舌打ちをして再び倒木に腰を下ろした。
「まぁ良い、取り合えず…じーさんと俺しか人が見当たらないんけどよぉ、他の奴等はなにしてんだ?」
「そろそろ来るだろう、こんぐらい待っておれ」
ビルの言葉とほぼ同時に、ザッザッと二人分の足跡が奥から聞こえた。
言葉通りのことが起きて思わずぽかんと口を開けるキングだったが、直ぐにいつもの顔に戻した。
「悪い、遅れたわ」
「よぅ」
焚き火の灯りに照されて来たのはネアとジェイクだった。