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デドバのんびり物語 その四十七 |
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ココアナ |
12/5 19:20 |
立ち止まったネアはビルとキングを見回し、不満げな表情を浮かべる。
「あれ?女ウチ一人だけかよー…こんなことならジェイクのヤローをメグにしてくりゃ良かったわ」
ちぇ、とジェイクを横目で見て呟くネア。
「俺はメグの代わりかよ…」
眉を下げるジェイクにネアはケラケラと笑い「冗談だよ」と言った。
「…ジェイクが工具箱持っとるなら、ワシは救急箱に変えるか」
そう言ってビルは手元の工具箱を置き、代わりに救急箱を手に取った。
「あ、悪いな、ビル」
「そろそろ始まるかもしれねーから、お前らも準備しろよー」
ビルの隣でキングが二人に声をかける。
「俺は大丈夫だ」
「ウチも大丈夫だけど」
二人で自由に返したところに、いつものように心臓がバクバクと跳ねだした。