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陰キャの平凡な日常 #その2 |
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ココアナ |
1/5 9:12 |
屋から出てイソップとナワーブは食堂へと足を進めた。
「あれ、ナワーブ先輩。随分早い目覚めじゃないですか?」
「ナワーブくんは何時もお昼時に来るのに…どうかしたのかい?」
食堂の部屋を開ければ、何故かノートンとイライが朝食のサンドウィッチを口に頬張っていた。
いや、何故かというかただ朝食を食べていただけなのだろうが、それよりもナワーブには二人の言葉が頭に引っ掛かった。
「待って、イソペ。今何時だ?」
「朝の4時です。あとイソペって呼ばないでください」
「何でそんな時間に起こしたぁぁ!?」
「たまには早起きをした方がいいんですよ」
「それにしてもこの時間は早起きすぎじゃねぇ!?」
しかしすっかり目が覚めてしまったナワーブは、仕方なくノートンとイライの座っている席の向かいへと腰をかけた。
「今日のサンドウィッチ何味?」
ナワーブが目の前のノートンのサンドウィッチを覗く。