CHIBI QUEST 3

のんびりデドバ番外編 #その1
ココアナ

5/2 2:24

それはなんてことはない。普通の、いつもの儀式の始まりだった。
そう、フィールドが目の前に現れるまでは。
☆☆☆☆☆
パチパチと音をたてる焚き火の前で、彼らは普段通りに儀式の準備をしていた。

「ん〜…工具箱持ってたら狙われやすくなるかなぁ」

価値のないボロ工具箱を手に持ち、ドワイトがポツリと呟いた。
そんなドワイトの言葉が聞こえたのか、ジェイクが横目でドワイトを見る。

「ドワイトの時点でヘイトはMAXなんだよ、工具箱なんか持ってても持ってなくても変わんないだろ」

バカにしたように鼻で笑ったジェイクの手には紫工具箱が握られている。

「なんで僕ってそんなヘイト高いんだろ…」

「それにしても、この四人で儀式に出るなんて…なんだか懐かしい気分になるね」

救急箱の中身を確認していたクローデットが微笑む。

「そーだな、あたしら以外に人も増えてきたし、それからはあんまりこの4人では儀式出てなかったからね」




過去に書いていた小説です
ココアナ

5/2 2:25

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