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参加型小説 #16 エイガイ |
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しゅう |
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一方そのころウルは…
「ウル君よ、影街での生活はどう?」
「まあ、悪いわけではない」
俺が妖孤である事を証明されてから、俺は影街という
妖孤のための街で暮らしていた。
血生臭いというか、匂いがどうにもなれないが。
「今日も妖孤世界について教えてあげるよ」
「ありがと、まず気になってたんだけど、掟について教えて」
「ん、あー了解」
あくは鞄から本を取りだし、読み上げる。
内容は日本の憲法に似ているが、
”人間を愛してはいけない”等と少し変わったものもあった
「なんで妖孤は人を殺すんだ?殺さなくても生きてけるだろ」
「それが地球の意思だからだよ」
「地球の…意思?」
「そう、地球はいつも安定と調和を求めるからね…
人間がいると緑が消え、他の生物も絶滅する。
それを止めるために妖孤が産まれたと考えられてるよ」
「なるほど…安定と調和か…」
「ん? あんてい…安定…やすさだ…ハッ!
安定くぅぅぅぅぅん!!!」
あくは突然ポスターに抱きつく。
正直キモかった