冬季大攻勢の作戦を練るために、俺はヘスと一緒に3号攻撃機に乗って偵察に出た(この頃の陸軍飛行隊には偵察機が無かった)
ルーファス軍の基地や、補給線の分布、規模を確認せよとの命令だ
下に要塞都市ヒュオットが見える
つい二週間前まで戦いが繰り広げられていた街だ
街は砲撃で無残にも破壊され、木々は未だに燃え続け、砲撃痕には水溜りができている。この水溜りには毒ガスが溶け込んでいるらしい
「?」
急に空から一条の光が差してきた。俺たちに向かって
「美しい…」
ヘス「ホントだ…俺たちに向かって一直線に…俺たち天に召されるのか?」
「それは嫌だなぁ(失笑」
ヘス「ハハハ」
戦争は恐ろしい。しかし、時に美しい。
「こんなこと言ったら周りに頭大丈夫かって言われるかな」
ヘス「何だって?」
「何でもない」
地上は砲撃で荒廃しても、空だけはいつも変わらず美しい
「優しき空…」
ヘス「さっきからどうしたんだよ」
「いや何でもない」
ヘス「何でもねぇだろお前」
「だから何でもないって(笑」
俺たちが死んだら向かうのも空の上
空はなんて神秘的なのだろうか