夏葉「…あ」
茜「ん?」
この場所、この道、知ってる気がする。
茜「あ、夏葉、待って」
茜の声を聞かずに走る。
やっぱりこの道だ。
どんどん前に進んで、道を曲がったとき、誰かにぶつかった。
夏葉「あ、ごめんなさ……」
男B「兄貴、こんな場所にいる子供なんてなかなかいないぜ」
男A「だな。相当の希少種だろう。…ケルベロスの餌か、売買の商品かに持って帰るか?」
夏葉「ひ…っ」
夏葉(茜と一緒に歩いてればよかった…!)
後ろを向いて走ろうとする。
男B「おっと、逃げるなよ」
魔法の植物の根にひっかかって転ぶ。
夏葉(…あぁ、また戻っちゃうのかな……)
文字数おいごるぁ