CHIBI QUEST 3

荊の姫(10)-荊の処女-
ごはんごパン

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誰かの背中を前方に見た。草を掻き分け、顔に掛かる蜘蛛の巣を払い駆ける。
まだ相手の正体も分からない。深追いは危険だと理解はしている。それでも地図に書かれた印に事実、何かがあるというのならば。

つま先に違和感、気付いた時には遅かった。先程まで目の前に茂っていた森は唐突に途切れる。何かを突き破ったようだった。振り向いた先にあるはずの森は忽然と消え、草原が広がっている。
 結界だろうか。それにしてはおかしい。結界であるなら、術者の思惑、即ち拒絶や妨害を少なからず覚えるだろう。
 それら悪意が全くもってない。それどころか懐かしい、歓迎されているような温かさを感じていた。
 
切先を掲げて意識を研ぎ澄ます。気配も敵意も見当たらない。
しかし正面、そこには威容の豪邸があった。窓にも壁にも亀裂は無く、綺麗なものである。




サブタイみすった
ごはんごパン

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