題名:四組の彼…

私は、窓の外を見た。雨が降っていた。雨は嫌い。今、前に立って話している先生も嫌い。先生の話を聞くのも嫌い。周りに座っている人も嫌い。クラスメイトのバカが嫌い。私が好きなのは…四組の彼だけ。うるさい母も、気弱な父も、生意気な弟も嫌い。授業中だが、私は彼のことを考えることにした。
私が彼を好きな理由は、
・かわいい
・かわいい
とにかく、かわいいのだ。
彼の血が見たい、彼の骨が見たい、彼を殺したい…彼の骨は他の人以上にかわいいだろう。
私はもう、5年も彼のことが好きだ。彼は、私が好意をだいていることを知らないだろう。
あぁ。彼を殺したい。私は、彼のことを殺したいほど好きなのに…彼は私のことをただの知り合いぐらいにしか思っていないだろう。
好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡
刺し殺したい♡刺し殺したい♡
彼はこんな私を嫌うだろうか…
「はい、じゃあ今日はここまで。」
外を見るといつの間にか雨が止んでいた。教室を出ると、彼が四組の女の子と楽しそうに歩いている。
ーばいいのに…
これは、私の純粋な恋の物語。

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