序章 転生
ある、森の中...1人の少年が....異変に気付く
「...?」
彼はもともとここにいたのではない、少年の感覚からすると、ほんのすこし前に何か見えないものに押されて電車にはねられた。少年が覚えていたことはそれだけだった。
「ここは...?」
見上げると紅く光る三日月が見えた。
少年は何かの気配を感じ、身構えた。
「...何かわからない気配があったから来てみたけど...ただの人じゃない。」
その何かは人のようだった。
しかし月明かりに照らされその体が見えた時少年は人ではないと判断した。 女の子のようだったがコウモリのような羽根と少年が人でないと判断した紅く光る目があった。
「なによその人を化け物みたいに見る目。あなたもここ幻想郷に生きる人間なら私みたいなのもいっぱい知ってるでしょ?」
「...幻想郷?」
少年にはなんなのかわからなかった。