「わかんないの?あなた名前は?」
「...」
少年は覚えていなかった。ここに来る前いたはずのところの記憶はもうほとんどなかった。
「...覚えてないみたいね。まぁいいわ。今日は三日月が出てるからあなたをミカヅキと呼ぶことにするわね。」
「...安易」
「なによ不満なの?」
「いいけど...」
「じゃあ決まりね♪」
少年はミカヅキと呼ばれることとなった。
「あ、紹介がまだだったわね。私はレミリア・スカーレット。あなた行く場所ないでしょ?」
「うん...」
「じゃあとりあえず私のとこ来なさい」
「...遠いの?」
「すぐ見えるわ。付いて来なさい。」
少年もといミカヅキは不思議な少女レミリアの後を追って森を出た。