一章 紅魔館へ
レミリアの後についてしばらく歩いていると。森を出た。いつの間にか月は沈みあたりは真っ暗になっていた。
真っ暗になってはいたが不思議と周りを見ることができていた。
見渡せば広がるのは小さな道と、あれは畑だろうか?かすかに残る記憶の中の元の世界の面影はまったくなかった。
「あなたはどういう人なの?」
レミリアが突然聞いてきた。
「...どうって?」
「そんなの性格とか身体能力とか、あとは魔法が使えるとか...」
「魔法...?」
「...知らないの?」
どうやらこの世界には、魔法以外にも様々あり、特に主要である人たとは”程度の能力”というものがあり、皆それを操り暮らしているらしい。
「危なくないの?」
「大丈夫よ。例外はいるけど、皆ちゃんと協力しているわ。」
「そうなのか...」
さらにいろいろ聞いてみると、この幻想郷という世界には、人間だけが存在しているではなくレミリアのような吸血鬼や魔女、妖精に天狗など様々な種族が存在しているらしい。